箱根駅伝2021、あっぱれでした!

1.年末は箱根駅伝の優勝校をこんな感じで予想していました!!

2021年、待ちに待った駅伝の開幕です!!予想外の展開にただただ驚きの駅伝でした。今年のお正月は久々に家でのんびり過ごした三が日。この3日間は、1日のニューイヤー駅伝に始まり、2日は箱根駅伝往路、3日は箱根駅伝復路、と駅伝づくし!残念なことに、今年はコロナ禍で応援自粛だったため、こたつでおせち料理をつまみにお酒をちびちび飲みながらTV観戦しました!!

昨年のブログ「営業マンと駅伝の繋がり!!」も合わせてご覧くださいね。

箱根駅伝 公式サイト いい写真ですね!

本命!青山学院大学

私の大大大本命、「絆大作戦」で連覇を誓った青山学院大学!
主将の神林選手は「駅伝で一番大切なのは絆。監督の思いをしっかり形にしたい」とインタビューで答えています、泣けてくる~。もちろん、優勝候補と言われている大学の一つです。全日本駅伝では、佐藤選手が1年生ながら5区で区間新をたたき出し、7区では神林選手が箱根駅伝優勝校の主将らしい力強い走りでトップを奪取。結果は4位でしたが、さすが青学、高速ランナー多数有した選手層があついチームです。しかし、今回は主将神林選手が疲労骨折のため欠場することに!ショック!はたして完全優勝はできるのか?(神林選手ですがドラマ『陸王』に出演していました)

対抗馬!駒沢大学

青学に対抗できるのはここしかない、全日本駅伝で優勝した駒沢大学!
強い駒沢が帰ってきました。駒沢大学が強いと言われていた時代(2002~2005年頃)に活躍していたのが、作新学院高等学校卒の宇賀地選手。駒沢大学陸上部で大活躍し、卒業後は2011年ハーフマラソン日本人歴代3位、10000m日本歴代4位、2013年世界陸上競技選手権大会男子10000m日本代表になるなどその走りは多くの人を魅了しました。現在はコニカミノルタ陸上競技部に所属しコーチをしています。その頃の「負けない、強い、駒沢大学」が帰ってきましたね。なんといっても2年生エース田澤廉選手(青森山田)、10000mの持ちタイムは27分46秒09「速い!」、すでに学生トップを走るランナーです。その速さを武器に2度目の箱根駅伝に向けてどう臨むのか、優勝に導くことはできるのでしょうか!

また、黄金世代が去年卒業したが、まだまだ早い選手がいる東海大学。それに推しの西山選手次第では東洋大学も優勝争いにくい込むのでは、と予想しました。

まさかあんな展開になるとは思ってもみませんでしたが・・・。

2.いざ箱根駅伝、往路スタート

【1区】1月2日の往路は東京都大手町から神奈川県箱根町までの5区間107.5kmのコースで争われます。去年は7区間で区間新がでたスピードレースでしたが、今年はスローペースで始まり、15kmまでは選手がバラバラになることなく大集団で進みました。誰か飛び出さないのか、と画面から目が離せません。ようやく20km過ぎにレースは動き始めましたが、まさかまさか、どうしたのか?優勝候補の青学、駒沢が上位に来ない!集団を飛び出し区間賞に輝いたのは法政大の鎌田選手です。本命の青山学院大は6位、駒沢大は16位、これからの巻き返しに期待です。

【2区】エース区間花の2区では東京国際大のイェゴン・ヴィンセント選手が14位でタスキを受け、区間新記録の怒涛の走りでトップに飛び出した「はやい、はやい!」。2区終了時点で駒沢大は田澤選手の走りで16位から8位へ、青山学院大は6位から13位へ・・・、まったく予想外の展開になっています。しかし、ここで嬉しいことに、城西大の菊池選手(作新学院高等学校卒)が区間11位の走りを見せてくれました。地元愛で応援します!

【3区】2年ぶりの総合優勝を目指す東海大は3区の石原選手が区間1位の走りで東京国際大をかわしてトップに出ました。駒沢大は小林選手で一気に3位へアップ。一方青山学院大も11位へ少しアップしましたが・・・・、とにかく順位の入れ替わりが激しいです。

【4区】なんと、2位を走っていた創価大の嶋津選手が首位奪取!嶋津選手は、生まれつき「網膜色素変性症」という病気で視力が弱いというハンデを持っています。しかしそれを「運命」と受け入れ、出会った陸上(駅伝)で前を向いて走ります。そしてその走りはすごい、感動的です、息子よ見習え!2位との差がどんどん開いていきます。そして、駒澤大も3位から2位へ。青山学院大は1年佐藤選手の走りで11位から10位へ。

さあ、いよいよ往路最後の山登り5区、注目は青山学院大の実質「5年生」の竹内選手です。箱根は3度目の挑戦。4年生だった前回大会は左ふくらはぎ故障のため、登録メンバー入りを辞退、留年して再挑戦することを決めました。留年しても走りたい意地をみせるのか、山の神になれるのか、がんばって!竹内選手!

往路優勝 創価大学

【5区】創価大はトップのまま、三上選手が力強い走りでリードを広げ、5時間28分8秒で優勝へ。そして、東洋大が2位と上がってきた、駒澤大3位、東海大5位とやはり予想通り、優勝校がそろってきました。が・・・まさかの青山学院大、予想外の失速で12位と苦しい往路となりました。

こうした激しいレースで往路優勝したのは、まったく予想していなかったダークホースの創価大!!まさか~、すごい~、といつも以上に熱がはいってしまいました。皆さんはどんな予想をしていましたか?

3.箱根駅伝2日目の復路も見どころ満載果たして優勝するのは

学生トップクラスのスピードを生かせば一気に逆転する可能性がある復路。創価大はどこまで逃げ切れるか?絆大作戦の本命青山学院大、往路には強いとみるが巻き返しはあるのか?それに、推しの東洋大の西山選手の走りにも注目しながら観戦!往路優勝の創価大からいよいよスタート、今年の往路も見どころ満載でした。

往路優勝は青山学院大学

青学の意地の粘り強さの走りは高評価。今回、主将の神林選手はケガのため出場しませんでしたが、原監督はどうしても走らせたいと伝えると、「自分がいなくても優勝できる選手がそろっているので、他の選手に走らせてください」とキッパリ断ったそうです。その主将の言葉どおりチームは意地をみせました。復路でみごと優勝、あっぱれです!
2021年箱根駅伝は総合6位でしたが、来年はどうなるのでしょうか。今年の経験は来年の強みになるので、また優勝もありえますよね!期待しています。

予想外、大健闘の創価大学には感動

復路優勝の創価大は2位の駒大より3分19秒早くスタート。どこまで行けるのか、いやいやどんどん2位を離しているし!9区の石津選手は区間賞の走りで2位を3分以上離してたすきを渡しました。このまま優勝になる、と誰もが思った瞬間だったのではないでしょうか?最終10区を走る小野寺選手、最初は快調な走りでしたが、13kmすぎから動きが鈍り、駒沢大に抜かれ優勝を逃します。逃げ切れなかった!
レース後、小野寺選手は自身のツイッターで「ごめんなさい。全部受け止めて、来年強くなって戻ってきます」とツイート。大丈夫!数年前の日体大の服部選手も強くなって翌年の箱根駅伝は優勝しましたから、この痛い経験がきっと小野寺選手を強くします。
最後に逆転され悔しい思いをしましたが、感動した人は多かったのでは・・・。創価大の魅力は、飛びぬけた選手・目立った選手が見当たらなくとも、出場選手全員が区間一桁台の順位になる選手層の厚さとチーム力!それに強い絆も感じました。来年の創価大がとても楽しみです。

まさかの逆転、駒沢大

3位でスタートし、1位の創価大を追って2位へ。しかしなかなか間をつめられず大八木監督も「一度はあきらめた」と言ってました。が、最終10区の石川選手はどんどん差を縮めます。給水をもらった時「(本来は)体がきつくなるのに動くのでこれはいける」と感じたそうです。それに、大八木監督の「男だろ!」の激でスイッチON。それからの石川選手の絶対に諦めない走りで残り5kmで逆転、あっぱれです。

大八木弘明監督の話
「私達のチームは若いチームで、3番以内に入れればいいのかなという思いはありました。往路3位でまあ優勝するにはちょっと遠いのかなという思いもありました。復路6区でいい流れを作ってくれて、4年生が誰もいない中でどこまで戦えるかなというところで9区まで来まして、3分19秒も離されていたので2番は覚悟かなと思っていました。アンカーの石川には区間賞狙いで思い切っていけ、と言いました。選手たちはコロナ禍で大変な状況の中一生懸命練習してくれましたし、生活も制限されたりする中でよくやってくれたと思います。諦めない気持ちが優勝につながったのかなと。選手に感謝したいと思います」

総合優勝 駒沢大学

第97回箱根駅伝の結果はこちらです。
総合優勝:駒澤大学 10:56:04
往路優勝:創価大学 05:28:08
復路優勝:青山学院大学 05:25:33

4.私の注目選手

●推し選手、東洋大学 西山選手
1・2年生の時は、1区で区間賞を獲得。3年生ではケガ、最終学年の今年は7区で起用されましたが、12位と悔しい結果になりました。これからは実業団トヨタ自動車で頑張ってほしい。ニューイヤー駅伝で活躍することに期待!!

●癒し選手、青山学院大学 湯原選手
昨年、箱根初出走で優勝のフィニッシュテープを切ったイケメン選手。今年は3区で区間順位14位と思わしくなかったが、来年に期待!!

お正月には欠かせない箱根駅伝、今年もハラハラドキドキドラマがありました。
私の予想は大外れ?ではなかったですね。駒沢大学は優勝、青山学院大学は復路優勝しましたから・・・、皆さんの予想はどうでしたか?ただ、創価大がここまでやるだろうと予想していた方がいたらすごいです。選手の見るところが違うのでしょうね。最後に、すばらしい走りだった駒沢大の石川選手、来年の新たな気持ちで頑張ってほしい創価大の小野寺選手、両者に拍手を送りたいです。青山学院大学の復路の追い上げも見事で、感動しかありませでした。

それではまた駅伝の話を書く時があれば、どんな思いで箱根路を駆け抜けたのか?知られざる物語、選手からマネージャーになった思いなどの裏話を書いてみたいと思います。

番外編:どうしても気になってしまったナイキの蛍光イエロー厚底シューズの話

今年やたら気になったのは、選手が履いていたナイキの蛍光イエロー厚底シューズ、黄色だらけなんです~。とにかくこの厚底シューズ、すごいんです!前回の第96回箱根駅伝は7区間で新記録が誕生する”史上最速”のレースと言われたのですが、選手の80%以上が厚底シューズを使用していました。この時は、世界陸連が“ナイキ史上最速厚底シューズ”の着用を禁止するのではないか?と話題になってたんです。今年はなんと箱根駅伝出場選手の94%が「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」もしくは「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」のシューズを着用とナイキシューズが独占状態。

しかーし、覚えているでしょか?観ていたでしょうか?2017年、TBS日曜劇場の『陸王』(池井戸潤原作)、役所広司さん主演、竹内涼真さんが選手役で登場したドラマです。実際に駅伝シーンもあり、ハラハラドキドキ、どっぷりはまりました。それこそ、陸上シューズ開発に向けて勝ち進んでいくドラマでした。

『陸王』あらすじ(TBS番組広告より)
役所広司さん演じる主人公は、埼玉県行田市にある老舗足袋業者の四代目社長として日々奮闘していたが、年々先細る足袋の需要から、資金繰りに悩む月日を過ごしていた。そんな折、銀行担当者とのやり取りを通じて、新規事業への参入を考え始める。それは、会社を今より大きくしたいという気持ちより、新規事業がなくては、この先会社の存続自体が危ぶまれるという危機感から始まったものだった。そしてその事業とは、足袋製造でこれまで培った技術が活かせる、“裸足感覚”を追求したランニングシューズの開発だ。

この時のドラマは足袋からシューズの開発だったのですが、2017年のシューズ業界は薄底シューズが主流で、私もドラマの影響で5本指薄底シューズを購入しウォーキング(犬の散歩)!しかし、今、2021年、厚底シューズ全盛です。厚底ブーツじゃありませんよ、シューズですよ!ここ2年ほどの間に厚み3.95cmの厚底シューズが全盛になってしまいました・・・、私の薄底・・・。
うちのワンちゃんも1匹増えたことだし、私の薄底シューズはうちのワンちゃんにおもちゃ(三枚おろし)にすることにしました!

栃木県よろず支援拠点 スタッフ 柳田