旅のブログが書きたかった!とうとう行ってきちゃいました青森県

東京オリンピックを満喫していたはずの2020年、夏。
開会式が予定されていた7月23日、東京を遠く遠く離れ(宇都宮在住だけど)、北へ向かうこと630km。
もうね「オリンピックが延期になった」って聞いたときから決めてました。
青森に行こうって。
大好きなんです、東北。

1.青森県に行くなら車中泊しかないんじゃない?

青森行を計画したその時、緊急事態宣言の真っ最中。
いやいや青森県の人に迷惑かけちゃいけないっていうか、歓迎されてないっていうか。
と、いろいろと考えた末、4泊の内3泊を車中泊にすることにしました!チャレンジャーだね!

そして、4月のステイホーム期間中にマイカーの車中泊仕様バージョンアップを計画。
まずはイレクターパイプの追加でベッドキットの土台強化。コロナ禍で若干増え気味の体重を支えます!
次にコンパネで作っただけだったベッドボードに厚さ2cmのウレタン材とレザーシートを貼り付け寝心地アップ!
で、完成がこれ。

なんと初公開!
完全ハンドメイド。
気になる車中泊ベッドキットのお値段は、材料費のみ15,000円ぐらい。

うっかりすると車中泊のブログになってしまいそうですね。
それではここから、「おすすめですよ!青森県!」をお届けしたいと思います。

2.青森県弘前市は「こぎん刺し」の聖地。藍染めの麻布に白い木綿を規則的に刺すことで作り出される幾何学模様はとても美しい。

夜の7時に宇都宮市の自宅を出て、福島県白河市から東北自動車道に乗り、いざ青森県へ。
夜の東北道はめちゃくちゃトラックが多かった!!ドライバーさん、コロナの中運送ご苦労さまです。
途中、岩手県の岩手山SAで車中泊。
長かった、大きかった岩手県を抜けると「ほら、そこはもう青森県だよ。」
とうとうやってきました、こぎん刺しの聖地、弘前市です。

「こぎん刺し」とは刺し子のひとつですが、一般的に知られている刺し子とは違って、布地の横糸に沿って縦糸の本数を数えながら刺していく方法が採られています。刺し子の多くが補強・保温を目的としていたように、こぎん刺しも目的を同じくし、藩政時代の農民は、古着以外の綿布の着用が禁じられていた中で、自生する麻や芋麻を用いて着物をつくり、その胸と背の部分にこぎん刺しを使用して補強・保温をしていたのです。江戸中期から明治に入ると、木綿糸が農民にも手に入りやすくなり、実用目的だけではない豪華なこぎんが競って刺されるようになりました。
弘前こぎん研究所 https://tsugaru-kogin.jp/

弘前市でこぎん刺しの復興・再興に力を入れている弘前こぎん研究所を訪れ(押しかけ)、実際にこぎん刺しをしているところを拝見させていただきました。
すばらしいんだよ・・・、感無量だよ・・・。
残念なことに、ここの研究所ではこぎん刺しの材料(麻布や糸)は販売していないとのこと。
しかし!
研究所の所長さんよりまさかの案内!
「8月に宇都宮TOBUの物産展に出店するよ。その時、材料を販売するから来てくださいね。」
まぢかい。。。

弘前こぎん研究所をあとして、弘前市内の手芸店「しまや」さんと「つきや」さんへ。
こぎん刺しの材料はつきやさんからお取り寄せしていたので、材料吟味を楽しみにしていたのですが・・・。
あれあれ、こぎん用の麻布が少ないぞ。
売り切れ?もしかして今、再びこぎん刺しブームが来てる?!?!
と思いきや、つきやさんにお話しを伺うと『布を織っている機械の調子が悪く(とても古いため)生産が遅れている』との事!後継者問題もあるようなないような。まぢか。。。

旅っていろいろあるよね。
とりあえずこぎん用の糸を大量買いしてきました。もちろん宇都宮のTOBUにも行きましたよ。

津軽と言えば、「こぎん刺し」「ねぷた」「津軽三味線」。
弘前公園前の津軽ねぷた村では、実際のねぷたが見られます。弘前市では山の方でおっとりしているから「ねぷた」、青森市は海沿いであらっぽいから「ねぶた」と発音するそうです。

津軽三味線を聞きながら飲める居酒屋さんが弘前市内にはいくつかあるのですが、事前に調べたところコロナ禍で生演奏は中止になってました。
街のなかぷらぷらしながら馬肉でも食べられるお店を探していたその時。
ん?んんん?
とある居酒屋さんの入口に「本日、津軽三味線のライブを開催します」の張り紙が。
まぢかいっっっ!!まぢかいっっっ!!まぢかいっっっ!!
お店のなかなか男前のお兄さんに「まだ空いてますか?」と最後の2名枠を予約。ぎりぎりセーフ。

津軽三味線はすばらしく、特に昔ながらのじょんがら節はまるで津軽弁のように聞こえましたよ。なんとお店のお兄さんは演者さんでした。
そして、馬、うまい。

さて、明日は青森市に立ち寄り、本州最北の下北半島へ向かいます。

3.青森市の県立美術館に立ち寄り、向かうは下北半島の霊場恐山。

青森旅2日目の午前中は、青森県立美術館へ。
ここでは、青森県出身の奈良美智(なら よしとも)さんのコレクションを見てきました。美術館に来て初めて知りましたが、奈良美智さん、今は栃木県にお住まいのようです。

美術館の隣にある山内丸山遺跡に後ろ髪を引かれながら、青森港前の市場でのっけ丼を食べ、いざ下北半島へ!
青森のホタテは、うまい。

陸奥湾を左手に見ながら、国道279号線を北上し、向かうは恐山。
遠くに風力発電の風車が立ち並びます。
むつ市内を抜け霧立ち込める山の中を走ること約30分、突然開けたそこにあるのは、静かに水をたたえた宇曽利山湖です。
その湖のほとりに曹洞宗 恐山菩提寺があります。恐山全体が霊場になっていて、お寺をかこむ塀はなく、入口に山門がどんと控えています。たくさんのかざぐるま、骨のような白い火山岩、硫黄のにおいとそこここに立ち上がる白い煙。あの世とこの世の間に来てしまったようです。

私の一番イカれた友達が亡くなったのは10年ほど前。過労による心臓発作でした。「働き方」って大切ですよ。生前に「一度は行ってみたい、霊場恐山」とよく言っていたので、きっとこのお山に来てるでしょう。私が会いにきたのか、それとも、連れてきたのか、どっちでしょうね。そんな事を思いながら、ニヤリニヤリと一人で恐山を歩く私が一番気味が悪いかもしれません(笑。
ストレスで人は死にます。
今のコロナ禍の時だからこそ、経営者の方には「働かせ方」について考えて欲しい。よろず支援拠点でも「働き方」のミニセミナーを定期的に開催していますので、ぜひご参加くださいね。

ここは死者の魂が集まる霊場と言われる場所。
生きているものが、故人を偲び、安らかにと祈る静かな静かな場所でした。

また、恐山は星空がすばらしく美しいと聞いていたので、駐車場で車中泊の予定でしたが、その日は曇りで星が見られず・・・。境内にある温泉も入れなかったので、残念ですが、むつ市内のキャンプ場で眠りにつきました。

4.下北半島北東端の尻屋崎灯台に寄り道して八戸へ、そして奥入瀬まで一気にドライブ

むつ市内のキャンプ場を早朝に出発、7月なのにとっても寒く、到着したところは下北半島北東端の尻屋崎灯台。
ここでは、寒立馬が放牧されていますが、馬が一頭も見当たらない。
こんな広いところで馬に会うのもむずかしいよね~、と帰りかけていたところ、灯台から下がった道の先、海沿いの林からたくさんの馬たちがパッカパッカと足音をたてて出てくるではありませんか。
でかい。北の馬は大きすぎる。少々ビビり気味で車中待機している私の横を、馬が走り抜けていきました。
スタッフ相馬さんが南の離島で見た野生馬は小さかったそうです。北の馬はすごく大きかったよ!
南の離島(与那国島)ブログはこちらから↓↓
https://tochigi-yorozu.com/staff_blog/saikihojokin/

八戸に向かう途中、ラムサール条約登録の湿地「仏沼」を通りましたが、ファンタジー映画に出てきそうないい感じの湿地でした。
八戸市の八食センターでは青森県産ニンニク(とてもお買い得)やらシードル(りんごだから)やらのおみやげを大量に買って、道の駅おいらせで最後の車中泊。暗くて静かで、ぐっすり眠れました。

5.青森旅の最後は奥入瀬渓流で自然を堪能

十和田湖から流れ出る奥入瀬川一帯は、特別名勝、天然記念物として保護されており、滝や清流、岩など、たくさんの見所があります。渓流沿いには車道と遊歩道が整備されており、初心者でも安全にハイキングが楽しめます。
歩いているすぐそばで渓流を見ることができ、マイナスイオンたっぷりの気持ちのいい場所です。

じつは、遊歩道を歩く予定ではなかったのですが、あまりの気持ちよさに予定を変更して約2時間ほど自然を楽しみました。朝早かったこともあり、人はほとんどいなくて、サイコーでした。

奥入瀬から十和田湖にまわり、帰路につきました。4泊4日の青森旅はこれにて終了です。

次回の青森旅は、五所川原市や白神山地をまわり、秋田県に抜けるルートにしようと思っています。
もちろん車中泊で!

まだまだ、新型コロナウイルスは心配ですが、2021年11月頃には収束すると予想されていますし、遠慮なく旅行できるようになったら、ぜひ東北を楽しんでください。

栃木県よろず支援拠点 スタッフ 鳥井