東京都 神津島&星空保護区

10/29のブログにて相馬さんが式根島を紹介されておりましたので、今回はそれに便乗して、お隣の神津島(こうづしま)のお話です。

9日にアップしたこの神津島の回ですが、10日にパワーアップいたしました。写真が増えておりますので、ぜひご覧になっていってくださいね📷

地図上で神津島は式根島の南に位置しているため、伊豆諸島航路の玄関口である東京竹芝桟橋から船で行くと、大島航路の終点にあたります。
神津島観光協会のホームページはコチラhttps://kozushima.com/🐟

感染も落ち着きつつあるこの頃ですが、まだ島への旅行は遠慮してしまいますよね。このブログを読んで、心だけでも旅した気分になって頂ければ幸いです!

実は昨年の夏に友人と、神津島と式根島をめぐる旅を計画していました。
しかし、ちょうどまさに台風が来てしまい船が欠航に。。。あの時は直前までHPの運行状況を何度も確認していたのですが、出航する当日の午後に欠航が決まりました。この場合は、船・宿ともにキャンセル料はかからない場合が多いですが、泣く泣く断念し「来年の夏は行こうね」と約束した一年後にあたる今年の夏はコロナのためまた断念。なんだか島へ行くのを拒まれているようなそんな気分です⤵⤵

当時のメモが残っていましたので、もし島旅をお考えの方はスケジュールの参考にしてください(^^)

まずは土曜日の夜に竹芝桟橋を出発し…。あ、竹芝ですが、今年の夏に新しい商業施設ができたそうですね!なにやら、竹芝桟橋の最寄り駅のひとつの浜松町駅につながる屋根付きデッキもできてアクセスしやすくなったとかならないとか。行ってみたいー!!!

おっと!話が逸れました。えーと、まず夜23時に竹芝桟橋を大型客船さるびあ丸で出発し、2等和室にてのんびりと日をまたぎます。そして島旅1日目は朝9時頃に神津島へ降り立つところからスタートです!

宿は縁あって「大松(https://kozushima.com/stay/daimatsu)」さんへ。事前にお願いしておくと、船が到着するころに、桟橋にお迎えに来てくれます。この日は、まるっと一日神津島を満喫します。青い海に白い砂浜、飛び込み台から海へのダイブを楽しみ、温泉につかり、星空を楽しみます。

とある方から写真をたくさん頂きましたので掲載します。このお方については後半で紹介しますので、写真の場所がどこなのかはぜひ島へ行ってご本人に尋ねてみてくださいね☆

     

                                                      

2日目は朝から式根島へ大型客船で移動です。こちらの島では自転車をかりてふたたび温泉を楽しみながら島を散策します。
本日式根島のお宿は「げんべい(https://shikinejima.tokyo/stay/shimayado/304/)」さん。HPによると、今年の6月に和洋室をリニューアルしたそうですよ。そして3日目の午前中はまったりと島時間を楽しみ、お昼過ぎに式根島を出発するジェット船に乗船して、東京に17時頃に帰ってくる。そんなプランだったのです。余談ですが相馬さんが泊まった「清水屋」さんも最後まで迷った宿でした!私も清水屋さんで漫画読みたいよー!

島への交通手段である船は往復でとることもできますが、発着の島が変わる場合は1便ずつ予約をとります。この旅は『竹芝→神津島→式根島→竹芝』という移動のため、予約サイト(https://www.tokaikisen.co.jp/)から会員登録をして、3回に分けて予約をとりました。

時間や料金等は変わっている可能性もありますので、予約の際には東海汽船の公式ホームページ(https://www.tokaikisen.co.jp/)にて必ずご自身で確認をしてくださいね🚢

あらためて見返すとけっこうタイトなスケジュールですが、式根島まで行くからには神津島へ寄らねばならない理由が私にはありました。

でもその理由をお話する前に、みなさんに紹介するべき人物が一人います。先ほど少し出ましたが、掲載している写真をくれた方です。その方は神津島出身で、高校から本土に来ており、私は大学で出会いました。縁あって私がまだ学生の2013年に神津島へ一緒に行くことになり、当時いろんなスポットを案内していただいたりと、大変お世話になった方です。中村圭さんという方なのですが、「中村圭 神津島」で検索をかけて頂くと、なんとすぐに見つかります笑

向かって左側 中村さん

現在は神津島に戻り、島内でNPO法人を立ち上げ、HAPPYTURN/神津島(http://happyturn-kozu.tokyo/)というプロジェクトで活動しているので、せっかく隣の式根まで行っているのに会わずに帰る訳にはいかない!と思い、島はしごプランになったという次第です。

さて、行けなくなった旅は置いておいて、最新の神津島情報をお届けいたします。このブログを書くにあたって中村さんに久しぶりに連絡をとったのですが、今のイチオシは星空だそうですよ☆

みなさんは『星空保護区』という単語をご存じでしたか?私は初めて聞く言葉だったのでまずネットで検索をしました。これは『国際ダークスカイ協会 が2001年に始めた「ダークスカイプレイス・プログラム」(和名:星空保護区認定制度)というもので、光害の影響のない、暗く美しい夜空を保護・保存するための優れた取り組みを称える制度』だそうです。さらに『認定には、夜空の暗さ(星空の美しさ)だけでなく、屋外照明に関する厳格な基準や、地域における光害に関する教育啓発活動などが求められます。そしてそれらは、自治体・観光業界・産業界・地域住民など多くの人々の理解と努力によって支えられます。』ということでした。

なんだか難しく書かれていますが、要は「星がよく見える場所だということを、その地域の取組も含めて世界的に認めてくれること」だと私は解釈しております。間違ってはいない!…はず。

ダークスカイプレイスのカテゴリーは6つあり、全てのカテゴリーの認定地を総称して日本では『星空保護区』と表記しているんだとか。ちなみに国際ダークスカイ協会東京支部のHPはこちら★☆★☆彡(http://idatokyo.org/

現在国内では、沖縄県の西表石垣国立公園のみがダークスカイ・パークとして認定されています。とても厳しい審査基準が設けられているこの制度ですが、神津島は審査要件を満たしているとのことで、8月にダークスカイパーク申請手続きを完了したそうです。審査は3~6カ月程かかることから、まだ正式認定には至っていませんが、これが通れば国内2例目の星空保護区となります。

『日本で星が最も輝いている場所』として長野県の阿智村が大変有名になったのは記憶に新しいかと思いますが、『世界的が認めた星が輝く場所』ともなれば、島への観光客が増えるのは間違いなしですね!!

しかし一方で、こういった自然豊かな観光地に急激に観光客が増えることにより、環境が破壊されてしまうケースがあるのも事実です。もちろん悪意があって環境破壊に至った訳ではないですが、訪れる際には最低限のマナーや島のルールをしっかり守って、島旅を楽しんでいきたいですね。

最後に、神津島まるごとプロジェクトのHPでは神津島の星空スポットが紹介されています。神津島へ行く際は、ここで予習して行きましょう☆(https://kozushima.com/star/

栃木県よろず支援拠点 スタッフ 岩知道